太り気味のネコの特徴とは?飼い主ができる5つの予防法

まるまるとぷっくりもふもふしているネコって、とっても可愛いですよね。
たとえ自分ちのネコちゃんが太っていても、その姿自体が愛しく思えるので全く気になりませんよね!ですが太り過ぎはネコちゃんにはもちろん、飼い主さんにとっても良いことばかりではありません。

愛猫が太り気味と感じた際に、飼い主として出来ることって、どんなことでしょうか?

目次

●ネコの標準的な体重ってどれくらいにゃの?
●なぜネコは太り気味ににゃってしまうの?
・【太り気味原因のその1】ご飯やおやつなどの食べ過ぎ
・【太り気味原因のその2】運動不足
・【太り気味原因のその3】避妊去勢手術
・【太り気味原因のその4】加齢、病気や怪我
●太り気味のネコに飼い主ができる5つのこと
・その1 食事の量を一から見直してみる
・その2 食事の質を見直してみる
・その3 食事の与え方を見直してみる
・その4 運動量を増やす
・その5 定期的に体重を量ってみる
(2019/10/5追記)



目次
  • 1. ネコの標準的な体重ってどれくらいにゃの?
  • 2. なぜネコは太り気味ににゃってしまうの?
    • 2.1. 【太り気味原因のその1】ご飯やおやつなどの食べ過ぎ
    • 2.2. 【太り気味原因のその2】運動不足
    • 2.3. 【太り気味原因のその3】避妊去勢手術
    • 2.4. 【太り気味原因のその4】加齢、病気や怪我
  • 3. 太り気味のネコに飼い主ができる5つのこと
    • 3.1. その1 食事の量を一から見直してみる
    • 3.2. その2 食事の質を見直してみる
    • 3.3. その3 食事の与え方を見直してみる
    • 3.4. その4 運動量を増やす
    • 3.5. その5 定期的に体重を量ってみる

ネコの標準的な体重ってどれくらいにゃの?

ネコが太り気味かどうかを確認したいのなら、まずはネコの標準とされている基本の体重を知ることが大切ですよね。

もちろんネコの個体差や品種差によって多少前後はしますが、生後0週から12ヶ月齢の標準的な平均体重は以下の通りです。

・生後0週間  約100g前後
・生後1週間  約150~200g前後
・生後1ヶ月  約400~500g前後
・生後3ヶ月  約1~1.5kg前後
・生後12ヶ月 約3~5kg前後


これが世の中の標準って、にゃんてことなの…!

ネコの1歳は人間の年齢に換算すると、およそ20歳。

これが私たち人間であれば、青春真っ只中の、健康的な体型が容易に想像出来ちゃいますよね!
ネコは1年を過ぎる時期に成猫となり成長がほぼ止まるので、生後12ヶ月の平均体重が目安と言えます。

ただ、前述した通りネコによって個体差があるので、メインクーンなどの大きな体型の猫種には当てはめることはNG!

なので、一日の食事量は子猫のときから体重に合わせて飼い主さんが調整することのよって、標準的な体型を維持することが出来るんだにゃ~。

おデブちゃんは愛嬌があって可愛いけれど、なぜ太ってしまうのかも、飼い主さんは知っておきましょう!



なぜネコは太り気味ににゃってしまうの?

毎日のご飯の量を飼い主さんが気にかけていても、気付くとまるまるとしている…なんで!?
食べてくれている姿に見蕩れていると、ついついあげすぎてしまうネコのご飯。
飼い主さんのうっかりが、ネコの太り気味な体型へ誘発している可能性は大です!
ネコが太ってしまう原因を知って、飼い主さんがしっかりと管理して予防していきましょう!

【太り気味原因のその1】ご飯やおやつなどの食べ過ぎ

愛猫が「もっと欲しいにゃ!」「お腹が空いてるにゃ!」とおねだりしてきたら、無視出来ずに欲しがる分だけご飯をあげくなってしまいますよね。

ネコも人間同様、一日の摂取カロリーが決められているのです!
必要以上にご飯やおやつをあげてしまえば、体内でエネルギーが余ってしまうことに。

余分なエネルギーは肥満の元となるので、あげすぎに注意するようにしましょう。

【太り気味原因のその2】運動不足

過剰摂取したエネルギーは運動して消費出来ればさほど問題ないのですが、ネコ自身が食べ過ぎたからといって。自ら進んで運動することはありません。

「いや~食べ過ぎちゃったにゃ。食べた分だけ運動運動…」と体を動かし始めるネコちゃんが居たら、逆に心配になっちゃいますよね!

そんなことが出来るネコちゃんが居たとしたら、そもそもこの世にスマートな子しか存在しないことになるので、それはそれで寂しいような気もしちゃいます。

十人十色ならず、十猫十色なのもネコの魅力ですもんね。

太り気味のネコの多くは動くことを億劫に感じているので、普段から食事や排せつ時のみ動く子が多いです。

動くことが少ないとどんどん太ってしまい、悪循環に陥りやすくなってしまうんです。

【太り気味原因のその3】避妊去勢手術

様々な病気を予防してくれて、望まれない命を増やさないためにも重要視されているのが、ネコの不妊手術ですよね。

メスは卵巣を取り除く避妊手術、オスは精巣を取り除く去勢手術を行うことによって、ホルモンのバランスが変化していきます。

この結果により、基礎代謝が低下し食欲が増進してしまうネコちゃんも少なくないのです。

よく避妊や去勢手術をすると性格が変わるとも言われていて、甘え上手になる子がほんと多いんですよね。

そのギャップにやられておねだりされた分だけ、ご飯やおやつをあげちゃう飼い主さんも多いような気もします。

きっと彼らは「こうすれば食いっぱぐれることはにゃいぞ」なーんて思いながら、飼い主さんを操っているのかもしれませんね…。

【太り気味原因のその4】加齢、病気や怪我

ネコも高齢化してくると、人間同様、基礎代謝が下がってきやすくなるので、年齢が若いころのような食事を摂っているのであれば、エネルギーは自然と余ってしまします。

そしてある種の病気や怪我で動けない状態であっても、食欲は変わらずあるのであれば、肥満を誘発してしまうことに繋がっていきます。

動けなければ運動量も自然と減っていくので、やはり飼い主さんによる食事の管理や予防策は必要不可欠と言えますよね。

飼い主さんは太り気味の愛猫に対して、どんなことをしてあげられるのでしょうか?

太り気味のネコに飼い主ができる5つのこと

ネコは一日の大半を眠って過ごし、エネルギーを温存することに長けた動物なので、太り気味の体型から痩せさせることは、はっきり言って非常に難しいです。

一日のご飯の量を守っていたつもりでも、おねだりされておやつをあげてしまえば、気付くとおデブ街道まっしぐらでしょう!

飼い主さんが「うちの子、太り気味だな」と思ったら、長い時間ダイエットをさせるという覚悟を持ってください。

ネコは自制心を持っていないので、ある意味人間のダイエットより過酷かもしれません!

愛猫の健康を願うのであれば、出来ることから始めていきましょう!

その1 食事の量を一から見直してみる

ネコにとって一番有効なダイエット方法と言えるのは、食事制限です。

食べなければ痩せる、これが一番手っ取り早いです。可哀相だけども…!

飼い主さんにねだれば出てくるご飯は、ネコにとってもっとも楽しみな一大イベントとなんですよね。

ですが欲しがる分だけ与えてしまえば、肥満に繋がってしまうのは当然のことです。

市販のフードには必ずカロリーや適性給与量が表記されているので、飼い主さんがきちんと計量し、管理するようにしてあげてください。

一般的に理想的な減量は、一日に必要なエネルギーの約70%摂取が効果的と言われていますが、急激な減量はネコにとってもストレスになってしまうので、様子を見ながら減量していくようにしましょう。

その2 食事の質を見直してみる

食事の量と一緒に食事の質を見直すことによって、ダイエットに繋げられることもあります。

大型量販店に行けば色々なキャットフードの種類が存在していることに、驚いたことはないですか?

「とりあえず食べてくれてるから」「安いから」などと購入のきっかけはそれぞれだとは思いますが、太り気味のネコちゃんには肥満対策に特化したキャットフードを選ぶことが得策です!

動物病院でも相談に乗ってくれますので「自分で選べない!」という飼い主さんは、獣医師さんに診断をしてもらい、フードを購入してみてはいかがでしょうか。

(2019/09/23追記)
関連記事:ネコのストレスを軽減!ストレスサインと5つの工夫とは?

その3 食事の与え方を見直してみる

ネコの楽しみであるご飯への期待には、「思う存分応えてあげたい!」と思っちゃいませんか?

執拗に鳴かれれば可哀相になって、ついおやつをあげたくなってしまうものです…。
愛猫の言うことは絶対ですからね。

鳴いて貰えることを覚えてしまえば、貰えるまで鳴き続けるネコちゃんも居るので、飼い主さんはあげたいのをグッと堪えることも必要なんです。

ここは心を鬼にして、自分に言い聞かせ続けてください。「私は鳴かれてもその都度おやつをあげない!」と…。

ネコは体内時計もしっかりしているので、一日の食事量を2回に分けて与える方法が理想的なご飯の与え方とされています。

なので毎日決まった時間に2回ずつ与える方法に変更し、体内時計を正確に戻す努力をしていきましょう。

(2019/10/5追記)

うちのネコ、ボサボサ!? 毛並みが悪くなる3つの原因とツヤツヤ法はコレでご紹介した
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その4 運動量を増やす

体重が増加してしまったネコちゃんは、自分の重い体を動かすことを億劫に感じるようになっていきます。

脂肪はネコにとって、鎧や鉛を着けているのと一緒です。

そんな重い体で無駄に動くぐらいなら、大好きなお昼寝タイムに時間を費やしたくもなっちゃいますよね。

よく眠るネコが更に眠るようになっていき、余ったエネルギーは脂肪へと変わっていく…これこそが悪循環の始まりです!

ですので飼い主さんが率先して、愛猫が運動してくれるよう、生活環境の中に工夫を凝らしてあげてください。

ネコは上下運動を好みますので、キャットタワーやキャットウォークが理想的ですよ!

お気に入りのおもちゃなどで誘導し、少しでも眠る時間を減らして運動させるように誘導してみましょう。

その5 定期的に体重を量ってみる

ネコのダイエットは長期戦となるので、効果が出ているのか飼い主さんが実感するためにも、定期的に体重を量るようにしてください。

目で見る成果は、モチベーションを保つためにも効果的なんです!

ネコは体重計に大人しく乗ってくれることはほぼ無いので、まずは飼い主さんの体重を量り、メモをしておきましょう。

そのあとに愛猫を抱っこして体重計に乗り、二人で体重を計ってください。

愛猫を抱っこした状態の飼い主さんの体重から、飼い主さんだけの体重を引けば、ネコちゃんの現在の体重が分かります!

体重を意識することによってダイエットにも更に力が入ることかと思いますので、「継続は力なり」という言葉を信じて、太り気味のネコちゃんを理想の体型に導いてあげてくださいね!



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