猫にガブリ!?咬傷されないための予防法とは

猫に咬まれてしまった時の対処の仕方、ご存じですか?

可愛い可愛いネコですが、相手は動物です。
ヒトが知識を持って接することが重要だなと学びましたのここに書いておきますね。

これは実際に私が咬まれた時のお話しなのですが、ネコ好きな私はつい野良猫さんと接触してしまいましてですね。。。
そしてついうっかり咬まれてしまったわけです。えへ!
って笑いごとじゃなかったので書いておきます。

あれはたしか…2018年9月30日だったでしょうか。
なんだかものすごい大きな台風が来ましたよね。

その時に野良猫さんに出会い、台風怖いねー大丈夫ー?どうするー?ってな想いで近づいてしまって、台風コーフン状態の猫さんは私の手をガブリ!!

野良育ちなネコさんは、兄弟猫とじゃれあう経験もなく育ったのでしょう、《加減》というものを知りません。
なので、本気で(?) ガブリ!!

あっさり、プスッと私の皮膚を牙が貫き、ボタボタボターっと血が落ちました。
割と結構な流血。あんまり見たこと無い自分の流血シーン。

「あいやー。やられてしまったー。」

これはさすがにマズイなぁー、うーん、とりあえず洗おう。と思い、すぐ流水で洗いました。

そして傷には、キズパワーパッド!と思ってしまって貼りました。

「まぁ、大丈夫でしょう。治るでしょう。」
と呑気に過ごしておりました。

そしてまたついうっかり1日過ごしてしまい、そして私の腕はどんどん腫れあがり、痛みも増し、「ナニコレやばいの?死ぬの?」と恐怖に陥るのでした。

写真ではあまり分かりづらいですよね💦
いやこれ腫れてるんですわ~。
力も一切入らないんですわ~。
指も少ししか動かせないんですわ~。

普段、病院嫌いな私は病院へ行かないのだけれど、「なんかヤバい…」ということは感じ、病院行きました。

「キズパワーパッドね、これダメね。こういう傷にはダメね。」

キズパワーパッドは「綺麗な傷」ではいいけれど、猫に咬まれたりした雑菌まみれのキケンな傷の場合、貼ってしまうと傷口を閉じ込めてしまって、より菌の繁殖を促してしまうんだそうな。

って、言われてみるとそりゃそうだよね!てへ!という感じで、いつも使ってるから「ついうっかり」使ってしまっていました。
いやこれ、私がバカなだけでみなさんはそんなことしないのでしょうね、はい、分かっています。。。

それで消毒されて、軟膏塗っていただいて、包帯撒かれました。
お薬は抗生剤が出ました。

そしてお注射も頂きました。
破傷風の注射です。
破傷風の注射、子供の頃以来です…。
当然もう効力は切れているので、打っておきました。
でも、2回目は1か月後、3回目は1年後くらいにまた打たないとなんですけどね。
しかも2回目以降は保険効かず自費ですって。
あぁ、病院イヤだな…。

お医者さんいわく、動物の咬傷は菌がかなり強く、今後どんな影響が出るのかもはっきりとは分からない。だ、そうです。
酷くなると、壊死してしまうし、腕一本なくなるということもあり得るところでした。
私は、かなり回復している1か月後でさえも、お風呂に入ると腕だけ色が紫色に変わっていました。
こういうのもずっと続くのか、なくなるのかお医者さんは分からないそうです。

私は2週間くらいは痛みが続き、指のチカラが全部入れられなく、重いものを持てない状況が続きましたが、今はすっかり大丈夫です!

まとめ

    咬まれたら、、

  1. すぐ流水で洗い、傷口を塞がない
  2. すぐお医者さんへ行く
  3. キズパワーパッドは貼らない!(私みたいな人向け)

猫はとても可愛いですが、やはり動物です。
猫に沿った対処をヒトもするようにしないとですね。。!

 

 

以下、症例報告をざっとまとめたものですのでもし咬まれたら参考にしてください。
動物咬傷はわりとあることで、やはり犬と猫によるものが多数のようですが、犬よりも猫に咬まれた傷のほうが感染率が高く、不十分な治療だと重症化する恐れがある。
実際にセフェム系の抗菌薬を投与されたものの、治療効果が不十分で受傷後 1 週間で壊死性筋膜炎と診断された方もいた。
抗菌薬投与を行う際には パスツレラ 属菌や嫌気性菌に活性のある β ラクタマーゼ阻害薬配合ペニシリンを選択することが肝要。

引用症例:猫咬傷から壊死性筋膜炎・敗血症性ショックとなったPasteurella感染症の1例
A case of pasteurella infection resulting in necrotizing fasiitis and septic shock following cat bite

このブログに投票