なぜ、猫は毛並みが悪くなるのか。「ボサボサになっても、ツヤツヤにできる」その理由

(この記事は2020年3月1日に更新しました)

「どうやって、愛猫の毛並みを改善するのか知りたい」

「毛並みが悪くなる前兆とはどの様なものがあるのか知りたい」

そんな方へ向けて書いています。

ネコサミットブルーです。

猫は奇麗好きな動物として有名ですよね。
毛繕いを何時間もかけてしていていつもツヤツヤな毛ヅヤをしています。

ですが、毎日毛繕いをしているにも関わらず愛猫の毛並みがボサボサになってしまってしまうと、体調を心配してしまいます。

なぜ、猫の毛並みがボサボサになってしまうのでしょうか。
どうやって、サラサラの毛ヅヤに改善ができるのか知りたいと思いませんか?

今回は、猫の毛並みや毛ヅヤが悪くなる原因とその解消法について書いてみようと思います。

どうやって、猫は毛繕いをしている?毛繕いの仕組み

猫はいつもこんなに毛並みを奇麗に維持できるのだろう・・・
どうして、シャワーも浴びていないのに、いつもいい匂いがするのかと不思議に思ったことはないでしょうか。

これまで、毛繕いに関する一般的な解釈は、猫の舌にある、ざらッとしたトゲトゲした突起状のものが、"くし"の様に髪をとかすことができると考えれていました。

ジョージア大学の研究チームは、猫のトゲトゲしていた舌にどの様な役割があるのかを研究していて、ようやく猫の舌のトゲトゲが"糸状乳頭(しじょうにゅうとう)"という形状をしていることが分かりました。

糸状乳頭とは分かりやすくいうと、竹の筒を切ったような竹輪みたいな形状をしていることが判明しました。

猫は、毛繕いの際、その糸状乳頭をストローの様に唾液を含ませ唾液を自分の体にまんべんなく行きわたらせることができるそうです。

さらに、猫の唾液にはさらなる秘密が!

猫は唾液をまんべんなく行き渡らせながら毛繕いを毛をすることで、毛についたノミやごみを取り除いて清潔にします。

また、毛繕いには体温を調節する働きもあることが研究により解明されています。
猫はあんなに奇麗な毛並みを保てるのはこの糸状乳頭の特性をいかした猫の舌に秘密があったようですね。

今回の研究については下記の記事にも書いていますので、あわせて読んでみてください。

なぜ、猫は毛繕いをしているのに毛並みが悪くなってしまうのでしょうか?

毛繕いをしていれば、毛並みや毛ヅヤが良いことは分かりましたが、入念に毛繕いしていても毛並みや毛づやが悪くなりボサボサな毛をした猫がいるのはなぜでしょう?

猫の毛並みや毛ヅヤが悪くなる原因に毛繕いとは違う理由がありそうですね。
どのような理由があるのか見ていきましょう。

こんな、サインが出ると猫が毛並みや毛ヅヤが悪くなる前兆かも?

思い当たることがないかぜひ、チェックしてみてください!

猫の毛並みや毛ヅヤが悪くなるサイン
最近、猫の毛並みや毛ヅヤが悪くなった
☑猫が歳のせいでグルーミングをしなくなった
おしっこやうんちの色や臭い、量、回数の変化がある
下痢や便秘の症状がある☑体を触ると嫌がる
興奮していることが多い
落ち着きがない感じがする
元気がない
☑引っ越しなど生活環境が変わった
先住猫以外に新しい家族ができた
キャットフードを変えた
☑おやつなど副食フードばかり食べる
水をあまり飲まない
鼻水がたくさん出たりくしゃみをする
脱毛や抜け毛がいつもより多い
フケが多い 

これらが毛並みや毛ヅヤが悪くなる原因として考えられます。

猫が毛並みが悪くなる前兆がでたら、よく観察し、獣医師に相談しましょう

愛猫が普段と違うな~と気づいたら、まずはよく観察をしましょう。
毛並みが悪くなる原因を大きく分けると、遺伝やストレス、体調不良、栄養バランスなどが考えられ治療が必要な病気や、自宅で改善できるものもあります。

もし症状が続くようであれば、病院に行くか、電話でかかりつけの動物病院に相談をしてみることを強く、お勧めします。

病気でもないのにサラサラ、ツヤツヤしていた毛並みが、急に「ボサボサ」となってしまう原因はフードの栄養バランスが良くないことが多いので、キャットフードを見直すことで毛並みは改善すれば良くなります。

猫にゴハンはあげているよと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、愛猫がよく食べるからといって、一般食や副食、おやつなどを摂りすぎてしていないでしょうか?
栄養に偏りが出てしまうと体調を崩したり毛並みが悪くなる原因となるので注意が必要です。

毛並みが悪くなる原因別、毛並み改善とは?

体調が原因、気になる場合は病院へ

個体差は当然ありますが、基本、猫はキレイ好きなので時間をかけ丁寧に毛繕いをする動物です。
ただし、どんなに毛繕いをしても体調不良やケガをしていると、十分な毛繕いができないため毛並みがボサボサになることが考えられます。

人の1日は、猫の1週間と言いますので「様子を見る」では遅い場合があり手遅れとなることが考えられます。

口内炎や内臓の病気でも毛並みが悪くなりますので、病名までは分からないにしても、いつもと違うなと思ったら動物病院に連れて行くのが一番です。

加齢による原因、油分をブラッシングで改善してみよう

猫も年をとればヒトと同様、見た目も老いていきます。
白髪も生えてきますし、少しヨタヨタとしたりします。

うちにいた猫で推定20歳超えの老猫さんがいました。その猫は毛並みがちょっとボサボサしていました。

老猫さんの場合は、皮脂から分泌される油分が不足することが関係している場合がありますので、栄養バランスの良いキャットフードで油分を補給をしながら様子を見ると改善することがあります。

フードを変えても毛ヅヤが良くないというのであれば、油分が全体に生き渡っていないことが考えられます。

毛づくろいを飼い主さんがブラッシングでしてあげると油分が全体にいき渡りますので毛ヅヤよくツヤツヤになりますので試してみては如何でしょうか?

うちの老猫は昔は「シャー!」と言ってあまり触らせてもらえませんでしたが、老猫さんになってからは自分で毛繕いが大変になってきたのか、ブラッシングをさせてくれるようになり、やがておねだりする位大好きになりました。

ブラッシングと暖かくした濡れタオルで拭いてあげることも併せてやると、効果も高く、猫も気持ちいいと思います。

清潔に出来ていると思えれば、猫たちも喜びます。

何よりも飼い主さんがコミュニケーションをとることで老猫の病気の早期発見などにもつながりますので、試してみてください。

ブラッシングするクシは皆さんお持ちだとは思いますが、私が愛用しているブラッシングアイテムをご紹介します。

とても使い勝手もよく効果的ですので、ご参考になれば幸いです。

ねこんさるも使っている優秀アイテムびっくりするほどきれいに抜け毛が取れます!
私の愛猫はお腹をブラッシングをするのを嫌がるですが、ファーミネータを使うと短時間でできます。
ブラッシングが嫌いな猫も喜んでくれるのでとても重宝しています。

栄養バランスが原因、総合栄養食キャットフードで改善してみよう

猫と一緒に暮らすようになって飼い主さんの誰もが悩むのはキャットフード問題ですよね。スーパーやネットショップなどでいろいろと販売されていますから、正直どれを選ぶか迷うところです。
毛並みや毛ヅヤが悪い原因がもしかしたら今食べているご飯の栄養が少し足りない可能性がありますので、どのような栄養素が入っているのか確認してみましょう。

猫の嗜好性の高い、副食やおやつなどもたまにあげるのは良いですが、は1日の食事の20%に抑え総合栄養食をメインにすることは健康を考えるうえで大事となりますので、この機会に見直しをしてみては如何でしょうか。
キャットフードを選ぶ際には、栄養バランスの取れた総合栄養食で愛猫の年齢にあったものを与えてることが大事です。

私がフードを選ぶ際の基準は下記のとおりです。

〇良質なタンパク質

〇オメガ3

〇オメガ6

など入っている総合栄養食で猫の体質にあったものを選ぶと良いです。

愛猫に本当によいキャットフードは体調や毛ヅヤで分かる!

ヒトも食生活でカラダが変わっていくように、猫も同様、健康につながります。
猫は話せないので、安全性が高く、猫が食欲をそそるような美味しくて健康に良いものを飼い主が選んで与えるしかありません。

私もフードはかなり迷った時期がありました。
最初からどれが良いなんて分からなかったので、色々買ってみたこともあります。

目を輝かせて、私をチラチラ見ながら「おいしいね!!✨」と言って(多分)食べるフードもあれば、
「要らね…(ぷいっ)」と言ってまったく食べないものまでさまざま…。うっうぅ。

キャットフードは高額なものはすべて体に良いわけではありませんし、それはプレミアムフードだとしてもです。
口コミをみて選ぶというのも間違いではないとは思いますが、愛猫の体調で判断するのが一番だと思います。

キャットフードを変える際はまず数日間試してみて、ウンチのニオイや硬さなどをチェックし、異常がないかを確かめることは重要です。
それで問題がないようであれば、さらに1か月試してみて様子を見てみてください。
必要な栄養バランスが配合されていて愛猫の体質にあったキャットフードであれば、健康的にもなりますし、毛ヅヤもツヤツヤにしてくれます。

本当によいキャットフードというのは体調や毛ヅヤに変化が現れるそうです。

私は、年齢にあったもので安全で安心して与えられるフードを探す際に気を付けているポイントがあります。

〇人間でも食べられる安心

〇安全の食材のみを使用

〇 不必要な穀物・人工添加物はなし

〇徹底した設備・体制でフードの安全を管理

私なりに研究に研究を重ねた結果、うちの猫達が毛並みがボサボサしてなやんでいる時期にキャットフードを変えてみたら毛ヅヤがツヤツヤになりました。

こんなにも違うのか……!っていうくらい変わりました。

毛並みツヤツヤのネコ
毛ヅヤ改善で変えてみたフード「モグニャン」は食欲もそそるみたいで美味しそうに食べていました♪
カラダにあったフードに出会えるとここまで違うんだなと実感しましたので、最近、猫の毛並みや毛づやが気にっている方は一度見てみるのもいいかもしれませんね。

猫が喜ぶ!猫の健康を考えたスーパーフードおすすめ6選!

スーパーフードと名高い、総合栄養食で毛ヅヤや毛並み改善するだけでなく、猫の健康を考え抜いたキャットフードとなります。

これから、キャットフードを変えてみようと考えている方は下記公式サイトを参考にしてみてはいかがでしょうか。

私は、毛ヅヤと毛並みの改善は失敗から学びました。

私が失敗した経験がありますので、今後の参考になればと思い紹介したいと思います。

子猫と成猫(大人の猫)では、ニオイが違いますよね。
私が飼っていた猫は不思議なことに…..成猫なのにずっと子猫のにおいがしていました。

本来であれば、成猫から子猫のニオイはしないはずなんですよね?!

うちの猫は子猫と生活をしているわけでもなく、
また母猫のおっぱいをもらっているわけでもないのに子猫のにおいがするんだろう???と不思議に思っておりました。

最初にご紹介した猫の舌の研究の結果が発表されたことで、不思議に思っていたことに納得がいきました。

子猫のニオイがするうちの猫は私がこれまで一緒に暮らしてきたどの猫よりも身体能力が非常に高く、狩りの能力にも優れていました。

優秀なハンターになるためには、狩りをする際に敵に察知されないことが大事ですよね。

身体能力が高いから優秀なハンターになれるのではなく、ニオイを消す努力を怠らないかが優秀なハンターになる秘訣だと思います。

そうでないと、相手に気づかれ狩りの成功に影響するからです。

入念に毛づくろいをして自分のにおいを消すことが狩りでの成功に大きく左右することを本能的に知っているのだと思います。
うちのハンターも毎日、何時間もかけて毛繕いをしていました。
あまりにも丁寧に毛繕いをしているので、彼に向かって「まだやってるの!?」と言ったこともあるくらい、毎日毎日、長い時間をかけながら丁寧に毛繕いをするのはハンターの習性だったのですね。

そこでハッと気づきました!

子猫も親猫にいつもたっぷり毛繕いをしてもらえるのでたくさん舐めて奇麗にしてもらっています。
そのお蔭で子猫の毛並みはポワポワしてますし、毛ヅヤもツヤツヤとしています。

子猫のニオイは親猫の愛情たっぷりの毛繕いによるものと考えられます。
そう考えると、いつも丁寧に毛繕いしていたうちのハンターの猫も子猫と同じニオイがするのも納得できたという訳です。

やっと、長年私が不思議に思っていたことの答えが見つかって一件落着でした。

そんな、子猫のニオイがするくらい「毛繕い大好きな猫」の毛並みがなぜかボサッっと感…と思ったことがあります。
ボサボサの毛並みと気づいた時もいつも通り、毛繕いをしていたので、何でだろう?

毛並みが悪くなる多くの原因が、キャットフードによるものと知っていたので、キャットフードを変えてみましたが、良くなりませんでした。

しばらく様子をみてから病院に連れていったところ、毛並みの悪かった原因が、キャットフードではなく、猫風邪だったのです。

大事には至らず、その後元気に過ごすことができたので良かったのですが、なぜすぐに気づいてあげて病院に連れていくことができなかったのか、悔やまれます。

この記事にも毛並みが悪くなる予兆となるサインなど書いてはいますが、それらが全てキャットフードを変えれば改善されるものでもなく、飼い主の見落としがあると病気で愛猫を苦しませてしまう結果にもなりかねません。

皆さんもそうならない様に、「おかしいな?」と思ったら、かかりつけの動物病院にまず連絡をしてみて相談をしてみましょう。

いつまでも、皆さんが猫と幸せに暮らし続けられますように・・・・。

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