なぜ、猫カフェは日本で広まったのか「日本生まれでなくても、愛される」その理由(猫カフェガイド②)

ネコと一緒にくつろぎ、癒されることの出来る猫カフェですが、そのはじまりも気になるところですよね。

猫カフェのことをもっと知りたいのなら、その歴史から調べていくと、何か新しい発見があるかもしれません。

これを読めば、猫カフェの歴史について解説していますので、世界初の猫カフェや日本初の猫カフェについてのルーツはどこにあるのか。

日本には現在400店舗ともいわれる猫カフェがどのように広まっていったのかを知ることができます。

では、猫カフェの歴史について、紐解いていってみましょう!

猫カフェの歴史

小猫花園
台湾にある小猫花園、猫カフェ発祥のお店と言われています。 出典:小猫花園

猫カフェのはじまりは、日本だと思われている方も多いと思います。

これだけ日本で猫カフェが流行っていて、店舗数も多ければ当然ですよね。

 

ですが猫カフェ発祥の地は、なんと台湾なんです!

台湾の台北市で1998年に開店した、「猫花園(貓花園)」が世界初の猫カフェと言われているんですよね。

 

当時「ほかのお店とは一味違ったコーヒーショップを作りたい!」という思いを抱いた店主が、自宅で飼っていた5匹の子猫をお店に連れてきたことがはじまりだと言われているそうです。

当時のお店の名前は「子猫花園」でしたが、2003年に「猫花園」に改名。

現在の猫カフェの営業スタイルとは異なり、時間料金制での運営はしていなかったそう。

 

まさにネコの居る喫茶店だったわけですが、2003年に台湾の隠れスポットとして猫花園が日本に紹介されたことを皮切りに、その後日本にも猫カフェが誕生するきっかけとなったそうです。

 

ネコ好きにとってはまさに夢のような場所として知れ渡り、当時の猫花園は日本人観光客でいっぱいになったほど、猫カフェは特別な場所として認識されていくようにもなりました。

そして日本では2004年に、大阪で「猫の時間」という猫カフェが開店し、台湾の猫カフェスタイルとは異なる、時間料金制が採用されました。

カフェとしての利用よりも、ネコと触れ合うことを重視した営業スタイルが30年ほど前に誕生していたなんて、感慨深いものがありますよね!

当時はSNSも普及していなかったこともあり、日本初の猫カフェの誕生を関西メディアでしか取り上げていなかったので、猫カフェは大阪府内に増えずに日本全国に広がらなかったのかもしれませんね。

猫カフェブームの到来

日本初の猫カフェが大阪に誕生してから一年後の2005年、東京の町田に関東初の猫カフェである、「ねこのみせ」が誕生してから猫カフェブームに火が付きました

この猫カフェが全国メディアで紹介されたことにより、どんどんその噂がお客さんを呼び込み、一気に猫カフェの存在と知名度が上がっていき猫カフェブームの到来になったそうです。

ねこのみせの店主は、台湾の猫花園に感化されて日本での開業を思いついたそうです。

ねこのみせよりも先に大阪に猫カフェ「猫の時間」が誕生していたことは知らず、開店を決めた後に知ったようです。

惜しくも猫の時間は「日本初の猫カフェ」という称号は得られませんでしたが、まさしく猫カフェブームを作ったお店として認識されていることからも、先駆者であることは間違いありませんよね!

猫カフェの店舗が瞬く間に全国へ広がった

2005年の関東初の猫カフェ「ねこのみせ」が誕生したことを皮切りに、日本全国の色々な場所にどんどん猫カフェがオープンしていきます。

もちろん営業が困難で閉店していくお店もありましたが、どのお店も猫カフェという営業スタイルにさらなるオリジナリティーを加え、流行に便乗した猫カフェが増えていくようになりました。

2007年には全国で19店舗だった猫カフェが、徐々に数を増やし2008年には62店舗、そして2009年には100店舗を超えるまでに!

現在では400店舗以上の猫カフェが営業していると言われているので、どれだけネコの存在が人間にとって身近であり、愛されているかが数字によく表れていますよね。

 

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