【保護猫カフェ】猫カフェとの違いや上手なお店選び方のコツと過ごし方とは

(この記事は2020年2月24日に更新しました)

保護猫カフェと猫カフェのルールの違いが分からない

自分にあった保護猫カフェの選び方が知りたい

そんな方へ向けて記事を書いています。

どうも、ネコサミットピンクです。

これから猫を迎え入れて一緒に暮らしたいと考えている方であれば、「保護猫カフェ」の存在もきっとご存知なことかと思います。
一時期であれば猫を飼うとなればペットショップやブリーダーから、血統種付きの猫を購入されたり、捨て猫を拾ったりすることが主流でしたよね。

ですが最近ではインターネットが普及したことからも、里親サイトや愛護団体からの譲渡募集が行われるようになってきました

このようなサイトに掲載されている猫たちは、野良猫や捨て猫が多いですが、
実際に触れ合ってみることが出来ないのが、多少難点に思ってしまうこともありませんか?

保護猫カフェは何かしらの事情があって保護された猫が多く、雑種の成猫が多いカフェとなっています。
ですが普通の猫カフェと違い、保護猫カフェはルールがよく分からないので、なかなか訪問しにくいと思われている方も多いのではないでしょうか?

はじめて保護猫カフェに行く際には、どんなお店を選び、どのようにして過ごすのが望ましいのかを考えていきましょう!

保護猫カフェにはどんな定義が存在しているんだにゃ?

昨今ではペットを購入するというよりも、譲渡、つまり譲り受けるという意識に移り変わってきた方が多く、雑種の猫を迎え入れる飼い主さんが多くなってきましたよね。
命を軽視することなく、一匹でも多くの命を助けたいと思っている猫好きな方が、多くいらっしゃることを知るきっかけの方法にもなりますので、これから猫と一緒に暮らしたい方にこそ是非利用していただきたいのが、保護猫カフェです。

保護猫カフェは猫カフェと同じように、猫に触れたり遊んだりしながら飲食をすることができますが、それに加え在籍している猫たちの譲渡が可能となっています。

保護猫カフェを開業する際には店舗の取り扱い内容によって、動物愛護法で定める登録をする必要があります。
第一種動物取扱業の「展示」、地域によっては第二種動物取扱業の「譲渡」の登録が行われているお店が、基本的に保護猫カフェとして経営することができるんですよね!
中には他の保護主様から猫をお預かりしている場合には、第一種動物取扱業の「保管」も登録している場合があります。

猫カフェよりも保護猫カフェの方が、動物愛護法の規定が細かくなっていますので、なんとなーく保護猫カフェは、「ただ猫と戯れたい!」という方々からしてみれば、敷居が高いイメージが持たれやすいのかもしれません。
ですがもちろん保護猫カフェは猫カフェと同じように、猫に触れたり遊んだりすることを目的として来店するのもOKなお店です!

猫が好きな人に知っておいて欲しい事として、保護猫カフェによっては、飲食代や利用料金の一部が猫の飼育費用、譲渡会、里親探しなど保護活動費として使用されたり寄付されたりしています。
保護猫カフェに行くだけで「猫助け」をすることに自然と繋がることからも保護猫カフェに行くことをおすすめします!
そして保護猫カフェの大きな特徴とも言えるのが、純血種の猫ではなくほとんどが雑種の猫たちになります。

そして子猫から老猫まで、年齢の幅も様々です。

「年齢的に子猫からの飼育は出来ない」「猫を飼いたいけど出会いがない」「昔飼っていた猫に似た子を探したい」など。
お客さんのニーズに合わせた猫の里親を募集活動をしていますので、自分にピッタリの猫に出会うことができるんですよね。
何よりも殺処分や恵まれない環境の猫たちを助けることができますので、近年では猫好きの方々から多く支持されている、カフェであると言えるのではないでしょうか。

はじめて保護猫カフェに行く場合はどんなお店を選ぶべきにゃのかな?

猫カフェと違って譲渡が可能となっている保護猫カフェは、やはり気軽に猫と戯れる気持ちで来店される方よりも、一緒に暮らせる家族を探しにくる里親希望の方も多くいらっしゃいます。
なので双方のお客さんが満足できるような、サービスを行っている保護猫カフェが理想的であると言えますよね。

他にはどんな点に注意して、お店を選ぶべきなのでしょうか?
おすすめの保護猫カフェの選び方や注意点などについて見ていきましょう。

上手な保護猫カフェの選び方①猫たちがスタッフに慣れている

保護猫カフェで保護されている猫たちは、元は捨て猫であったり何か理由があって、飼い主が居なくなってしまったりなどの理由がある子たちが飼育されています

小さな子猫であればまだしも、1歳を過ぎた猫であれば立派に性格(感情)が形成されているはずです。
急に飼い主さんが変わったり、知らない人に保護されたりすれば、警戒心の強い猫は自分の身を守るために、必死に虚勢を張ることでしょう。

保護猫カフェの最大の目的は、一匹でも多くの猫に幸せになってもらうということです

お客さんとして来店された将来の飼い主さんに懐いてくれるように、必死に猫の可愛さを引きだそうと、愛情を込めてお世話をしてくれているはずです。
そんな過酷な状況を乗り越えた猫たちは、保護猫カフェのスタッフさんに懐き、お客さんにも人懐っこく近づいてきてくれるはずでしょう。

なので猫たちが居心地悪そうにせず、生き生きとして保護猫カフェで暮らしているのであれば、スタッフさんが猫のことをしっかり考えてくれていることがうかがえますよね。

保護猫カフェの店舗スタッフさんが愛情込めて飼育しているお店は良いお店選びのポイントです

上手な保護猫カフェの選び方②スタッフが猫の性格を熟知している

保護猫カフェの猫たちには、これからのニャン生を幸せなものにするためにも、新しい飼い主さんが見つかってくれることが望ましいですよね。
しかし猫にも様々な性格の子が居ますので、人懐っこい子も居れば、人が苦手な子もいます。

そして里親を希望する方には猫の見た目や病気を患っていないかなども、中には重要視するお客さんもいらっしゃることでしょう。

確かに病気を持っていなくて見た目も可愛い子は、譲渡先が早く決まりやすいです。
ですがどんな子であっても、幸せな未来の手助けをしてあげたい。
それが本来の保護猫カフェの目的なんですよね。

なので保護猫カフェの店舗スタッフさんたちは、猫たちの性格を熟知し、その子の良い部分をお客さんに説明してくれることが多いです。

可愛くて健康的な猫ばかりを集めたカフェよりも、貰い手がつかないような猫たちを集めた保護猫カフェは、ある意味親近感が湧きませんか?
本当に猫好きの方なら見た目は気にしたりしませんので、経営側も同じ気持ちで保護猫カフェを営業しているのなら、安心してお店に足を運ぶことができますよね!

店舗スタッフさんが、猫たちの性格などを説明できない場合は、普段の飼育や猫の取り扱いに問題がある場合が多い

良い部分だけでなく、猫の癖などを把握し里親になる際の相性などを説明してくれる店舗スタッフさんがいるお店を選ぶことをおすすめ

上手な保護猫カフェの選び方③非営利で営業している

保護猫カフェを経営するにあたって、動物愛護法での規定に従って経営する必要があると前述しましたが、第二種動物取扱業の「譲渡」の取り扱いの登録が可能となるには、完全に非営利の経営が条件となります。
もしこの「譲渡」ではなく、第一種動物取扱業の「販売」に登録して経営されている場合は、利益が生じている可能性が高いです。

無許可で保護猫カフェは経営が出来ませんので、動物取扱業の登録は必須となりますが、申請の際に非営利か非営利じゃないかによって、切り分けが変わってしまうことがあるそうなんですよね。
もちろんワクチンや医療費、飼育費などの金額は新しく決まった飼い主さんに、譲渡の際に請求することがほとんどですが、そこで利益が生じるような料金設定がされていたとしたら、これは完全に非営利とは言い切れないのです。

ペットショップよりも安い金額とは言え、利益が発生した中で保護猫が譲渡されていると知ってしまえば、本当に猫のことを第一に考えているのか少し心配になってしまいませんか?
保護猫たちが経営側の利益に利用されるようなことがあるのなら、あまり良いイメージはそのお店に持てなくなってしまうことでしょう。

保護猫カフェを経営する団体が非営利団体であることは重要!悪質な店舗に注意しましょう

保護猫カフェではこんな過ごし方がおすすめにゃ!

保護猫カフェは猫を見ながら飲食するだけでなく、保護猫活動の一環で寄付を行っていたり、様々なグッズを販売したりしているお店も多いです。
猫は飼えないけど、少しでも猫たちの役に立ちたい!という方は、そのようなサービスを利用する目的で、保護猫カフェに遊びに行くのもおすすめです。

そして可愛らしい猫たちの中に、運命を感じてしまった子が居たのなら、スタッフの方にお話をうかがうようにしましょう。
保護猫カフェがいくら譲渡が可能であっても、行ったその日にすぐ猫を連れて帰れるお店はありません

審査やトライアル期間を経て、正式に家族としてお迎えすることが可能となりますので、気になった子が居たのなら早急に願い出た方が良いでしょう。
ですがそのような申し出をする際には、必ずその猫の一生を責任を持って面倒を見てあげられるかを、しっかり考えた上で申請するようにしてくださいね。

保護猫カフェは敷居が高いわけでは決してないので、世の中の猫を一匹でも多く幸せになってもらうためにも、是非お店に足を運んでみてはいかがでしょうか。

この記事が保護猫カフェの選び方や里親になりたいと考えている方の一助となれば幸いです。

これまでのバックナンバーを下記に用意いたしましたのであわせてお読みください。

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