ネコの生存率に影響するビタミンDとは?その摂取方法について!

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ネコ99匹を対象にした研究


ビタミンD不足は、ヒトにおける多数の疾患の発症に関連していることが分かっているけれど、このビタミンD不足はネコの体にも非常に影響力があるようです。

この研究はアラバマ大学2015年の研究で、具体的にどんな研究かというと動物病院に入院したネコ99匹を対象に、ビタミンDの量を計測したものです。
入院時のビタミンDを計測。30日以内に死亡してしまったネコと30日以上生存しているネコとではビタミンDの差が大きく違ったというもので、ビタミンDを計測することで死亡率が分かるというものでした。
99匹というと少ないように感じるかもしれませんが、なかなか数百、数千とかいう単位は難しいので、ネコを対象にした研究の中では数が多めと思ってよいです。

その結果、30日以内に亡くなってしまった猫はビタミンDが乏しく、ビタミンDが豊富な猫のほうが長生きしていることが分かっています。(ただし、ビタミンDが欠乏しているから死亡した、というわけではないです。)

ビタミンDは、骨の形成や、高血圧、糖尿病、心臓血管疾患、癌、自己免疫疾患、および感染症、炎症などに関連しています。病気が治っていく上でもネコには(ヒトもね)ビタミンDを標準量摂っていることが非常に重要というわけですね。




では、ビタミンDはネコにどうやって与えることが出来るのでしょう?

参考:Vitamin D Status Predicts 30 Day Mortality in Hospitalised Cats
Helen Titmarsh,Scott Kilpatrick, Jennifer Sinclair,Alisdair Boag,Elizabeth F. Bode, Stephanie M. Lalor, Donna Gaylor, Jacqueline Berry, Nicholas X. Bommer, Danielle Gunn-Moore,Nikki Reed, Ian Handel ,Richard J. Mellanby Published: May 13, 2015

 

どうやって摂取するの、ビタミンD!

とはいえ、飼い猫の場合、標準的なビタミンDの量を市販のキャットフードから容易に摂ることができます。

ホッ。良かった。なぁんだ、簡単ですな~♪

この機会に、ご自分がネコに与えているフードの内容を再確認してみるのも良いと思います!
キャットフードで摂るのならば、ビタミンDはお魚に含まれていますので、マグロ、イワシ、レバーなどが含まれたものが良いでしょう。

ただし、肝臓や腎臓に病気があるネコは、吸収が阻害されフードから摂るのは難しいです…。病気や食が細くなってしまった高齢ネコにはビタミンD不足になっていないかの注意は必要です!

 

獣医師より

「猫は一日中部屋の中で、日光浴させなくていいんですか?」という質問が時々あります。

一番心配されるのはビタミンDの合成についてだと思います。人では皮膚の下にある7-デヒドロコレステロールが紫外線の働きによりビタミンDへと転換されます。その後、肝臓や腎臓で代謝されて活性型のビタミンD3となり、腸管でのカルシウムやリン酸の吸収促進などの働きをします。

ビタミンD不足になるのは、

①食餌から十分取っていない時

②腸での吸収が不十分な時 

③腎臓の働きが悪く活性型ビタミンDに転換できない時 

④紫外線不足の時

そこで猫ですが、猫の皮膚には7-デヒドロコレステロールが非常に少量しか存在しない為、紫外線によりビタミンDを合成できないのです。そのため、食餌中のビタミンDが非常に重要となります。(2019.10.1追記)

 

うちは手作りだよ!という方、要注意。

手作りしてるなんて、尊敬します。動物に対して惜しまない愛を感じます…!
では、その手作りされている材料は、どういったものでしょうか?

お魚にはビタミンDが含まれますが、お肉などばかりの場合は、ビタミンD不足になるかもしれません。

じゃあ魚メイン!にしてしまうと、お肉に含まれているこれもまた重要なタウリンが不足してしまうかもしれません。
どちらも上手に摂り入れ、ビタミンD不足にならないように注意しましょう。

 

体内で作れないの!?

ヒトは、日光に当たると産生できると言われていますがネコはほぼ出来ません。

ネコはよく日向ぼっこしますけれど、ビタミン作るにゃ!なわけで日向ぼっこしているわけではなさそうです。

日向ぽっこしている姿は、ほっこりしますし、日向ぼっこ後のネコはとっても良い香りがしますね~。日向ぼっこする理由は、リラックス効果と殺菌効果によるものかもしれません。

 

摂りすぎ注意!?ビタミンD

摂らないとヤバい!と思って、ビタミンDを摂りすぎてもまたよくないです。
ヒトもよく、「これがいい!」と言われるとそればかりになりすぎて、

摂取しすぎて結果悪影響。。ということありますよね。
ネコも一緒です。

普段、通常通りにキャットフードを与えていれば、特に問題はなさそうですが、不足しないように知識として飼い主さんは頭にいれておくとよいかもしれませんね。

ちなみにおすすめなキャットフードはこちら、、

お魚たっぷり!モグニャンキャットフード!


原材料

白身魚63%、サツマイモ、エンドウ豆、サーモンオイル、ひよこ豆、レンズ豆、ヒマワリオイル、フィッシュスープ、ミネラル、ビタミンA/D/E、ビール酵母、オリーブオイル、アマニ、アルファルファ、バナナ、リンゴ、クランベリー、カボチャ、セイヨウタンポポ

成分

祖タンパク質30%、祖脂肪16%、祖繊維3.5%、祖灰分8%、水分7%、オメガ6:1%、オメガ3:2.1%、マグネシウム0.12%、リン0.53%、ナトリウム0.3%、エネルギー374kcal/100g

お魚たっぷり高配合!ネコちゃんも飼い主も嬉しい♪
イギリスのフードです。日本人は結構「国産」がお好きですけれど、ペットフードに関してヨーロッパのほうが断然すすんでいます。
グレインフリーで、ネコが飛びつきそうな強めの香り、だけど添加物で香りづけなどはしておらず、ヒトも食べられるレベルのものだとか。日々のルーティンの一つに加えてみても良いかもですな。

以上、ネコとビタミンDのお話しでした。

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