ネコに目線をそらされた、猫が目線を合わせるに込められた意味とは?

どうも、「ねこんさる」です。突然ですが、ネコ好きな人であればネコと目が合うと、それだけで胸がキュンとなり、目をそらせなくなってしまいますよね!

見つめると見つめ返し続けてくれるネコ…。これってきっと相思相愛の証拠だと思いませんか?

ですがネコにとって「目線を合わせる」という行為は、別の意味が込められているのだそう。

ネコが目線を合わせてくる行為には、一体どんな意味が込められているというのでしょうか?

 

どうしてネコと目線を合わせてはいけにゃいの?

自由気ままなネコと仲良くなるには、とりあえず目を見つめて、見つめ返してもらうことが出来さえすれば、距離が縮まると考えていらっしゃる方も多いことかと思います。

野良ネコからのアツい視線を感じるときなどにも、「自分に好意を持ってくれてるのかな?」と思ってしまうのが自然ですよね?

普段生活している中でネコと目が合うことって、考えてみたら意外と自然に起こりうる事柄だと思います。

なのでこのネコの行為は特に不思議に感じることは少ないですし、むしろ好意を寄せてくれているのなら嬉しい限りですよね。

ですがこんなネコの好意に受け取れる「目線を合わせる」という行為は、なぜ別の意味が存在すると世間では言われているのでしょうか?

その理由として考えられるのは、ネコの習性が関係しているのかもしれません。

ネコが目線を合わせてくるのには、どんな意味が込められているのか考えていきましょう!

 

目線を合わせる理由「自分は強いんだぞ!目は反らさにゃいぞ!」

「自分は強いんだぞ!目は反らさにゃいぞ!」と言わんばかりのネコ

ネコにとって目線を合わせるという行為は、威嚇を表す行為となります。

自分の親や兄弟としか目を合わすことのないネコは、他のネコと交流することを嫌がるので、あえて目線を合わせるようなことはしないんですよね。

もしここで目が合ってしまえば、喧嘩になってケガをしてしまう危険性も否めません。

ネコは無駄な争いは避けますが、テリトリー外のネコと鉢合わせをしてしまったときなどの場合は、目を反らしてしまえば闘わずして負けてしまうことにも繋がってしまうので、目線を合わせて相手を威嚇するのです!

そして一度でも喧嘩をして負けてしまった相手であれば、尚更目を合わせるようなことはしないそうですよ!

 

目線を合わせる理由「目を反らしたら危険にゃ!」

威嚇と少し似ていますが、警戒しているときにもネコは目線を合わせてきます。

特に人間のような体の大きい相手に見つめられてしまうと、どんなに虚勢を張っても勝てないと悟りますので、ただただ攻撃をされないために見つめ続けるしかないのです。

自分の身を守るためにも、目線を合わせ続けるという行為は、ネコにとってとても重要であることが分かりますよね!

 

目線を合わせる理由「この思いに気付いて欲しいにゃ…」

家ネコの場合は飼い主さんのことを家族だと思っているので、ネコにとって飼い主は親や兄弟同然と言えるでしょう。

なので飼い主さんのことをじっと見つめてくる場合は、飼い主さんに何かを訴えかけていると考えられますよね。

「なかなか構ってもらえない」「遊んでほしい」「お腹が空いている」「甘えたい」「トイレが汚れている」…など、そのときによってネコが目線を合わせてくる理由も様々です。

とくに目線を合わせながら目を細めたり、喉をゴロゴロ鳴らしていたりする場合は、甘えたいモードに突入していることがほとんどなので、優しく接してあげてください。

逆に目をパッチリ開いて鳴きながら目線を合わせてくる場合は、甘えたい以外の要求を訴えていることが多いです。

ご飯の時間が近くないか、トイレは汚れていないか、寂しい思いをさせていないかなどを確認してみましょう!

ネコと目が合ったらどうすればいいにゃ?

ネコが目線を合わせてくるのは、良いことばかりではないということが分かりましたが、もしネコが目線を合わせてきたとしたら、私たちはどうするべきなのでしょうか?

 

ネコが好意を持って「目線を合わせてくれていない」場合

初めて出会ったばかりのネコや野良ネコが目線を合わせてきた際は、ほとんどの場合威嚇や警戒の意味合いで目線を合わせてきていると考えましょう。

ネコは緊張状態にあるので、どんなに仲良くなりたいと思っても、目線が合っている以上は仲良くなることは出来ません。

仲良くなりたい気持ちをグッと抑えて、あなたから目線を外してあげて下さい。

そして目線を向けてきていたネコが急に目線を反らしたからといって、顔をのぞくなどの行為も望ましくないです。

そのような行動はネコを驚かしてしまうだけなので、少し距離をとった場所から目線を合わせずにネコを見守り、ネコから近づいてきてくれるのを待つようにしましょう。

 

ネコが好意を持って「目線を合わせてきてくれた」場合

ネコが目線を合わせながら近付いてきてくれたり、目を細めて喉を鳴らしたりしながら目線が合っている場合は、好意を持ってくれている証拠です。

そのネコの気持ちに応えてあげられるように、スリスリしてきてくれたのなら優しく撫でてあげ、そして優しい声でお返事をしてあげましょう。

そしてもしネコが目線を合わせながら目を細めたり、瞬きをしたりしてくれたのなら、それはネコからあなたへのラブコールとなりますので、同じ仕草をして気持ちを返してあげて下さい。

気持ちが通じ合うことによって、より強くお互いの信頼関係を築くことも出来るので、ネコの目線の意味合いをしっかりと理解して、距離を縮めてみてはいかがでしょうか。

 

本の紹介

猫が幸せならばそれでいい 猫好き獣医さんが猫目線で考えた「愛猫バイブル」/入交眞巳/おぷうのきょうだい

大ヒットした「ありがとう! わさびちゃん」「俺、つしま」編集チームによる猫本第3弾は、日本猫医学会創設メンバーである女性獣医による「愛猫バイブル」。

著者は日本でも数少ない米国動物行動学臨床専門医の資格を有する気鋭の女性獣医。「サライ.jp」で人気ランキングを独占した「にゃんこサライ」をまとめた一冊。自ら保護猫と暮らす著者が専門の動物(猫)行動学から実用に供したコンテンツで展開します。

「猫のトイレ事情」「ストレス、認知症」「猫によって異なる食べ方に合わせたキャットフード」「おふくろの味」「猫同士の相性」「すりすり行動の謎」「爪とぎする理由」「人語を理解しているか」など約50のコンテンツに加えて、「愛猫とのコミュニケーションを深め「キャットアジリティー」も紹介。

挿絵は、猫好き読者に大人気の「俺、つしま」のキャラクターが随所に登場。ほっこり、ほろりも随所に散りばめた展開で猫好きの心を捉えます。

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