老猫の赤ちゃん返りとは?それは最高に贅沢な時間を過ごしたと思える瞬間

皆さんは、大切な家族であるネコと、一日でも長く一緒に居れることこそが、飼い主にとって一番の望みでもありますよね。

ネコは人間よりも時のスピードが早いので、あっという間に飼い主さんの年齢を追い越してゆきます。

悲しくも自然の摂理となってしまいますが、愛猫に健康で居続け、長生きしてもらうためにも、飼い主さんの存在は必要不可欠となってきます。

まずはネコの年齢による体の変化や行動、そして心の特徴を知って、愛猫に負担の少ない生活を送らせてあげるようにしましょう!

 

ネコの年齢早見表!ネコと人間の年齢の違いが知りたいにゃ!

ネコの寿命は15歳前後と言われていることが多いですが、最近では20歳以上まで生きてくれる長寿のネコちゃんも多いそうです。

健康で長生きしてくれることは理想であるとも言えますが、生活環境や個体差があるのも事実です。

では一般的に言われているネコの年齢を、人間の年齢と見比べていきましょう!

【ネコと人間の年齢早見表】

ネコ 人間 ネコ 人間 ネコ 人間
1週間 1ヶ月 3歳 28歳 12歳 64歳
2週間 3ヶ月 4歳 32歳 13歳 68歳
1ヶ月 1歳 5歳 36歳 14歳 72歳
3ヶ月 5歳 6歳 40歳 15歳 76歳
6ヶ月 10歳 7歳 44歳 16歳 80歳
9ヶ月 15歳 8歳 48歳 17歳 84歳
1歳 18歳 9歳 52歳 18歳 88歳
1歳半 20歳 10歳 56歳 19歳 92歳
2歳 24歳 11歳 60歳 20歳 96歳

ネコは一般的に、産まれてから1年間をかけて、人間でいう20歳程度の年齢に相当すると言われています。

もちろん生活する環境などによって、性格も異なっていきますので、いつまで経っても子供っぽい子、びっくりするぐらい大人っぽい子が居ても不思議ではありません。

そして人間よりも5~6倍ぐらいの早さで時間が過ぎてゆくネコは、1歳齢を迎えたあとは4歳程度ずつ歳をとっていくと言われています。

7歳に突入したころから高齢期に突入していきますので、体や行動などにもちょっとずつ変化が現れてくるので、見逃さないようにしましょう!



ネコは年齢によって体や行動にどんな変化が出るにゃ?

私たちは歳をとるにつれて、「視力が低下した」「疲れやすくなった」「肌が水を弾かなくなった」「髪が薄くなった」など、体に変化を感じたときに、歳をとったと感じることが多いですよね?

体は年齢を表すバロメーターでもあるので、愛猫の体の変化は見逃さないようにしたいものです。

ネコたちは成長過程によって、体や行動にどんな変化が出てくるものなのでしょうか?

成長期(0~1歳までの幼ネコ)

子猫は目も開かず耳も聞こえないので、産まれたばかりの子猫を見たことがない人であれば、一見ネコと分からず別の動物に間違えてしまうこともあるそう。

それぐらい子猫は小さく、か弱そうな容姿であることがうかがえますよね。

生後2週間ほどから目が開き、耳も聞こえてくるようになるので、どんどんネコらしい姿に変化していきます。

1ヶ月ほどで歯や爪も生え、このころから性格も見え隠れしてくるので、成長期のネコの可愛さにやられてしまう飼い主さんも多いのではないでしょうか?

6ヶ月ともなれば、乳歯が抜けて永久歯に変わり始めますので、このころから不妊手術を受けることも可能となってきますよ。

維持期(1~7歳未満の成ネコ)

ネコにとっての青春時代とも言える維持期は、一番ネコにとって活発な時期でもあります。

被毛はツヤツヤ、とてもしなやかで柔軟な体つきをしている子がほとんどです!

ネコの性格がはっきりと現れる時期でもあるので、活発な子も居れば、大人しい子ももちろん存在します。

ですが感受性豊かなこの時期に暮らしている、生活環境によって性格も左右されてきますので、出来るだけ一緒に居る時間を増やしてコミュニケーションをとり、信頼関係を築いていくようにしましょう。

シニア期(7歳以上の高齢ネコ)

シニア期付近の年齢になると、犬歯は衰え始めて丸みを帯びてきます。

口の周りを始め、体のあちこちに白髪が生えてきますので、白ネコ以外は見た目からも年齢を感じやすくなります。

10歳を迎えたころから様々な病気のリスクも上がるので、日頃からフードを食べているか、排泄はしているかなどの飼い主さんの観察眼が必須となってきます。

さらに年齢を重ねていくほど、白内障やボケの症状が出てくる子も居るので、さらに注意が必要と言えるでしょう。

シニア期からは運動量が減り、眠る時間が増えてきますので、健康で居てもらうためにも積極的に運動をさせてあげると良いですよ。

後期高齢期(15歳以上の高齢ネコ)

毛にはツヤが無くなり、毛割れが目立つようになってきます。

ほとんどの時間は寝て過ごしますが、フードを一度に食べれる量も減っていき、食べても痩せているなどの変化が見られます。

また、黒目が白く濁っていき、歯も抜け落ちることも多いので、とにかくじっとしたままか寝ているかなどをして、一日をやり過ごすことが多くなってきます。

加齢により生理的機能が低下することもあり、グルーミングを欠かさなかったはずなのに、顔を洗わないせいで常に目ヤニが付いている、なんてことが日常となってきます。

眠ってばかりいることもあり、足腰も弱ってきているので、なるべくネコに負担のかからないような、生活環境を整えてあげるようにしてください。

一日でも長く一緒に居られるように、なるべく一緒に過ごす時間を増やし、愛猫を安心させてあげるようにしてくださいね!

ネコは年齢とともに心にも変化が現れるものにゃの?

もちろん体や行動などに、年齢による変化が現れてくるように、ネコの心にも変化は現れてきます。

産まれたばかりの右も左も分からない状態から、様々なことを経験して体感することにより、ネコは学び色々な感情を抱くようになっていきます。

自分本位な青春時代を過ごし、「ちょっと疲れたな…」と思ったときに、飼い主さんが傍に居てくれる安心感は、きっと計り知れないものがあることでしょう。

シニア期になれば自分のペースを大事にしていた子が、気付くと飼い主さんの傍に居たり、まったく甘えてこなかった子が、急に甘えてきたり…と、明らかに今までとは違う表現をしてくることもあります。

これを「赤ちゃん返り」とも呼びますが、ネコにとって飼い主さんへの最大となる愛情表現と受け取ることも出来ますよね。

子猫時代は無条件に可愛いのですが、この赤ちゃん返りをする時期に突入した老猫は、その子猫時代を上回るほど、可愛くて愛しいと思わせてくれる年齢とも言えます。

そんな愛猫の本音が垣間見えたとき、「本当にこの子と出会えてよかった」ときっと思ってしまうことでしょう。

高齢期のネコが一番可愛いと言う飼い主さんも多く、この時期に病気をしないで一緒に居られることは、最高に贅沢な時間と言えるのではないでしょうか。

このようにネコの年齢は、色々な角度から推測することが出来るので、是非参考にしてみてください。

そして常に健康を気遣い、飼い主さんの手で長生きさせてあげてくださいね!

2020-01-12追記

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