猫の腎不全とは?腎臓の負担を軽減する正しいフード選び

(2020年2月24日に更新しています)

「猫の腎臓の病気、腎不全について詳しく知りたい」

「猫の腎不全の症状や治療法について知りたい」

「猫の腎臓病をサポートする療法食・キャットフードの選び方が知りたい」

そんな方へ向けて書いています。

どうも、ネコサミットピンクです。

大切な大切な愛猫には、一日でも長く生きしてほしいものですよね!
出来ることなら病気などを患うことなく、ニャン生を全うしていただきたいと願うばかりです…。
なので飼い主に出来ることといえば、病気にならないように日頃から気をつけられる部分は気をつけておく、ということが重要になってきます。

中でも猫の宿命とも言える「腎不全」は、普段から気を付けておかなければいけない病気となります。
猫は生きていくために毎日キャットフードを食べ続けなければならいので、どんなフードを飼い主として選んでいけばいいのでしょうか。

猫の腎不全とはどんな病気?

猫は遠い遠い昔、砂漠で暮らしていた動物でした。
砂漠にはもちろん水は少なく、その土地で生きていくには少ない飲み水の量で、どうやって効率よく生活をしていくかが課題だったのです。
なので猫はオシッコを出す役割を担う「腎臓」を、必然的に強くしなくてはいけなかったんですよね。

もちろん進化の過程で徐々に強くなっていったとは思いますが、その代償として年齢を重ねていくごとに、病気のリスクが上がってしまうと考えられます。
猫のオシッコって、ものすご~くキツイニオイがしますよね?
猫は腎臓の働きのおかげで、体内の水分を有効に使って、濃縮率が高くて濃いオシッコをしてるんです。

365日休む暇なく活動し続ける腎臓は、やはり歳をとるにつれて「はぁ…疲れた…濃いオシッコ出し続けるのもう疲れちゃったよ…」となっても仕方がないですよね。
腎臓は他にも水分の再吸収や老廃物の排除、ミネラルバランスの調整やホルモンの分泌を促します。

腎臓が正常に機能しなくなってくると、元々水を飲まない猫が沢山水を飲むようになり、オシッコを沢山するようになってきます。
他にも食欲不振や嘔吐、貧血や脱水症状を起こすことも。

これらの状態を併せて「腎不全」と呼び、病状が進むと尿毒症となり、最終的には腎臓が機能しなくなって、死に至ってしまうのです。



猫が腎不全になったら、猫のために飼い主ができること

腎不全は初期症状がほとんどないので、どれだけ早く飼い主さんが気付いてあげられるかがカギとなってきます。

腎不全による猫の不調は、飼い主さんは以下のような段階で気付くことになるかもしれません。

・第一段階→喉が渇いて多飲となり、オシッコが薄く回数が多い。

・第二段階→痩せて食欲が落ち、食べても吐く。胃液を吐きやすくヨダレが出ている。

・第三段階→ふらつきや吐き気が治まることなく、ぐったりして寝てばかりいる。

腎臓は一度患ってダメになってしまうと、元に戻すことは出来ません。
なので家族として可愛がっている愛猫のためにも、1年に1回は健康診断を受けるようにしましょう。

何よりも早期発見が重要で、ダメになっていない部分の腎臓を、いかに長持ちさせてあげられるかが勝負となってきます。
治療方法は症状によって変わってきますが、進行を遅らせるためにも食事療法は有効です。

腎不全の猫には、どんなフードを与えてあげれば良いのでしょうか。

腎不全におすすめの療法食(フード)はこれにゃ!

腎不全を患ってしまったら、キャットフードにも気を遣わないといけませんよね。
腎臓に負担をかけやすいリンやナトリウムの制限、そして低タンパクなフードを選んであげるようにしましょう。

そして常に新鮮な飲み水が飲める、環境づくりも重要です。
動物病院の先生もおすすめする、腎臓処方食(療法食)はこちらです!

 

第1位 ロイヤルカナン 腎臓サポート

いくら病気であっても、猫だって美味しくゴハンを食べたいですもんね!
様々な療法食を出しているロイヤルカナンシリーズですが、猫の宿命とも言える腎不全に、アプローチした療法食の種類が豊富なので、飽きずに食べ続けることが出来ます。

嗜好の強い猫に合わせて、ドライフードは粒の形が3種類あり、歯の弱い高齢の猫でも食べられるサイズがあるのが嬉しいです。
ドライフードが苦手な子にはウェットタイプも販売されいてますので、猫ちゃんの嗜好に合わせて選ぶことが出来ますよ!

リンの含有量も全て0.5%以下なので、安心して続けられそうです。
避けては通れない病気だからこそ、種類が豊富なのは、飼い主さんにとっても喜ばしいのではないでしょうか。

第2位 ドクターズケア キドニーケア

ドクターズケアの療法食はその名の通り、国産の動物病院専用のフードです。
合成酸化防止剤や着色料なども使用していないので、安心して与えることが出来ますよね。

テイストもチキンとフィッシュ味があり、特殊コーティングが施され、嗜好性の高い猫ちゃんもきっと満足してくれることでしょう。
吸収性の高い、アミノ酸結合ミネラルを採用しており、高い消化性も望めます。

小粒で食べやすいので、こちらも高齢の猫ちゃんに優しい療法食であると言えますよね。

第3位 ジウィピーク キャット缶

腎不全の猫に必要なのは水分の摂取量を増やしてあげることなので、缶詰タイプのキャットフードは需要が高いですよね。
 ニュージーランドで製造されているジウィピークは、100%天然素材で新鮮な生肉を使用しています。

もちろんキブル(ドライ)タイプであっても、水を含ませふやかして与えることも出来ますが、缶詰で良質な商品があれば、それを与えてあげた方が猫も満足してくれるかもしれません。
缶詰の種類も豊富なので、気分によって変えることが出来るのは、やはりとても有難いことですよね。

低タンパクを療法食として推奨しているのに、生肉をふんだんに使った缶詰をあげていいのか、不安になる飼い主さんもいらっしゃることかと思います。
低タンパク質が必要になってくるのは、腎不全が悪化してきた場合ですので、軽度であれば活力の源となるタンパク源を控えるのは、かえって猫の体調を悪くしかねないとも言うことが出来るのです。

実際に与えるのは愛猫の病状次第とも言えますが、腎不全を患っている愛猫の飼い主さんもおすすめしている方が多いので、需要があると言えるのではないでしょうか。

愛猫が腎不全になったら飼い主として出来ることを

もし愛猫が腎不全と動物病院で診断されたら、とても辛い気持ちになってしまうことでしょう。
かといってそこで絶望的な気持ちにならず、献身的に愛猫と向き合うことがとても大切になってくることでしょう。

何よりも辛いのは、猫ちゃんなのですから。
療法食に関して極論を言ってしまえば、猫の腎臓に負担のかからない食材を集めて情報を駆使し、飼い主さんが納得できる療法食を作ることが一番です。

ですが実際に毎日生肉を使って療法食を作り続けることは、時間も労力も使うので、相当の覚悟がないと出来ることではないでしょう。
なので腎臓に負担をかけない且つ、上質な素材で作られているフードを与えなくてはいけないのです。

療法食も沢山の種類が販売されていますが、自ら口コミの多いおすすめの商品を買い与えるよりも、信頼できる獣医師さんの意見を聞いて、納得した上で療法食を紹介してもらってください。
病状の進行を妨げる努力を惜しみなくしてあげ、愛猫が満足してくれるような、幸せなニャン生をサポートしてあげてくださいね!

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