猫の毛繕いは何の為!?グルーミングの秘密は〇〇で毛がツヤツヤに

もふもふふわふわのやわらか~い毛並は、ネコにとって最大の魅力であると言えますよね。

触れているだけで優しい気持ちになれますし、一気に癒されて日頃の疲れなんて吹っ飛んじゃいませんか?

ネコは人間を虜にするこの美しい毛並を維持するために、日々のケアを怠ることがありません。

でもそれって、人間が勝手にそう思い込んでいるだけなのでは…?

ネコにとって毛繕いはどんな意味を持ち、どんな効果をもたらしているのでしょうか?


ネコにとって毛繕いは何の為にゃの?

ふとネコを見てみると眠っているか、ペロペロペロペロ…と身体のあちこちを舐めていることが多いですよね。

それもそのはず1日の約3分の2を眠って過ごすネコですが、残りの3分の1の起きている時間の1時間から3時間ぐらいは、毛繕いをしているとも言われているんです!

起きている貴重な時間に、何をそこまでペロペロ毛繕いをする必要があるというのでしょう?

ネコにとって考えられる毛繕いの意味を、見ていきましょう~!



清潔な被毛を保つため

なんといっても綺麗好きなネコにとって、清潔を保つことは欠かせませんよね!

ネコの唾液には殺菌作用が含まれているのに加え、ネコの舌の表面には「糸状乳頭」と呼ばれる突起が300個ほどあるので、このザラザラとした突起に唾液を絡めて被毛に撫でつけて清潔を保っているのです!

殺菌作用のある唾液には消臭効果もあるので、毛繕いするための体を備え持った動物と言えますよね。

ネコの舌にある糸状乳頭は、この独特な形状からクシのような役割を果たします。

関連記事:【ネコのグルーミング】の鍵はあれ〇〇だった!

血行促進を促すため

この凹凸のある舌で毛繕いをすると、マッサージをしたような効果が得られ、血行促進を促してくれることに。

舌で撫でるだけで極上のマッサージを日々受けられるなんて、羨ましいですよね!
体温調節をするため

ネコは平熱が約38度と非常に高く、汗もほとんどかかない上に毛皮を常にまとっているので、夏などの暑いときは本当に辛そうです。

夏場は涼しい場所を見つけ、冬は暖かい場所を見つける天才でもあるネコですが、毛繕いをすることによって体温の調節もしているんですよ!

特に暑い日に毛繕いをしたときに発生する「気化熱」を利用して、体温を下げていたとも言われているので、ネコにとって毛繕いは必要不可欠であることがうかがえますよね。

一息つくため

キャットフードを食べ終わったあと、遊び回ったあと、トイレをしてスッキリしたあと…などに毛繕いをする子は多いです。

何かをしたあと「ふぅっ」と一息つきたくなるのは、ネコも人間も同じなのかもしれませんよね。

人間はブレイクタイムとして飲み物を飲みつつ軽く休憩しますが、ネコは自身の毛並を整えるグルーミングタイムを日課としているのかもしれません。

コミュニケーションをとるため

ネコは自身の身体だけでなく、別のネコに対してや飼い主さんに対しても、ペロペロと毛繕いをすることがあります。

これは大切な相手にしか行わない愛情表現であり、コミュニケーションの一環となります。

もちろんネコのようにふわふわの毛がない私たちにとって、ザラザラとした舌でペロペロされるのは、ちょっと刺激が強いような…!

ですがネコにとっての親和行動と言われちゃ~、無下にすることはもちろん出来ませんけどね!

ビタミンDを摂取するため

晴れた日に窓辺で気持ちよさそうに日向ぼっこをするネコの姿は、とっても可愛いですよね。

ネコは紫外線を浴びることによって、ビタミンDを生成しているという説がありますが、これは実験によって成立しないということが分かっています。

その理由にネコの皮膚には、ビタミンDの元になる「7-デヒドロコレステロール」と呼ばれている有機化合物が不足していることが挙げられているそうです。

ビタミンDを十分に生成出来ていないとしても、もしかしたら毛繕いで紫外線を浴びた被毛を舐めとることによって、ほんのちょっとのビタミンDは摂取出来ているのかもしれませんよね。

ネコは自ら進んで毛繕いをしているイメージが強いですが、中には毛繕いが苦手な子ももちろん居ます。
関連記事:ネコに必要な5大栄養素!キャットフードの選び方

もしネコが毛繕いをしなかったらどうすればいいにゃ?

毛繕いは色々な意味を持ち、ネコに沢山の効果をもたらしてくれますが、毛繕いを苦手とする子に「良いことづくめだから毛繕いしなよ~」と言ったところで、伝わることはありませんよね?

毛繕いをしない子には、どんな対処をしてあげるべきなのでしょうか?

ブラッシングをしてあげる

毛繕いをしない子や、長毛種などの毛繕いを苦手とする猫種には、飼い主さんが日常的にブラッシングをしてあげましょう。

どんなに毛繕いが苦手であっても、ネコは綺麗好きな動物なので、毛並が汚れていたり抜け毛が目立ったりしている状態は、不快に思って当然ですよね。

長毛種のネコは毛玉が出来やすく、汚れも付着しやすいので、余計に嫌悪感を抱いているはずです。

なので飼い主さんがブラシを使って毛繕いをしてあげれば、毛並がよくなる上にリラックス効果も得られますので、喜んでくれるはずですよ!

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シャンプーをしてあげる

毛繕いやブラッシングを怠っていると、皮膚にも様々なトラブルを抱えやすくなってしまいます。

フケが毛穴に詰まったり、ダニなどの感染症にかかったりしてしまうことも多いので、その結果アレルギーを発症してしまうなんてことも。

ネコはイヌほど頻繁にシャンプーをする必要はありませんが、最低でも年2回ある換毛期にシャンプーをする習慣をつけておくと良いかもしれませんね!

ニオイも取れて毛もふわふわになって、ネコにとっても飼い主さんにとっても良いことづくめですよ~!

室温の管理をしてあげる

毛繕いは体温調整も兼ねているので、苦手なネコにとっては死活問題になりかねません。

なので梅雨の湿度の高い季節や、夏の暑い季節はとくに、室内の温度に気を遣ってあげるようにしてください。

水をあまり飲まないネコにとって、一番体温調整が苦手な季節は、熱中症などのリスクも非常に高くなります。

かといって寒くしすぎてもネコには逆効果なので、28度ぐらいになるように温度の調整をしてあげてくださいね!

 

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