猫の不妊手術とは?負担を軽減するために飼い主ができること

ネコの赤ちゃんって、何物にも例えようのないぐらい可愛いですよね!

ネコを飼うなら子猫のうちから飼いたいと望んでいる人も、少なくないのでは?

そしてその子が大きく成長し、いつしかその子の子供が産まれるとしたら…すべての子猫を育てていける経済力や環境が整っている人はわずかなのではないでしょうか。

そんなとき頭を過るのは、ネコに不妊手術(生殖を不能にする手術)は必要なのかどうかですよね。

ネコにとって不妊手術は、どんな重要性があるのでしょうか?

 



目次
  • 1. ネコの不妊手術はする必要があるの?
  • 2. ネコにとって不妊手術はどれぐらいの負担がかかるの?
  • 3. 不妊手術の際に飼い主が出来ることって?
    • 3.1. 傍にいてあげる
    • 3.2. 静かに出来る環境を整えてあげる
    • 3.3. 愛猫の喜ぶキャットフードを用意してあげる
    • 3.4. 体調管理をしてあげる

ネコの不妊手術はする必要があるの?

ネコは一匹の母ネコから産まれてくる子猫は、約6匹と言われています。

特に不妊手術をしないでそのまま放置してしまうと、一年後には50~70匹に増えてしまうとも言われているんです!

沢山の子猫に囲まれて暮らせるなんて、考えただけで幸せな気持ちになりますが、現実的に考えてみると、普通の家庭で引き取れる数というのは数匹程度なのではないでしょうか?

面倒が見切れなくなれば多頭飼育崩壊となり、子供が出来たらそのまま出産を繰り返し続けて、とんでもない数のネコ、ネコ、ネコ…!!!

愛情を注いでもらえない命は望まれない命とみなされることとなり、殺処分の道を辿るしかなくなってしまうんです。

それって、すごく悲しいことだと思いませんか?

かといって感情があるネコにとって望まない手術を施すことは、人間の勝手なエゴのようにも思えますが、誰にも望まれない命を量産してしまうよりは、ネコにとっても人間にとっても利点があると考えることも出来ます。

他にも不妊手術をすることによって様々な病気が予防出来、発情期特有のストレスが軽減されるので、寿命が延びるとも言われているんですよ。

利点が多いことからも、不妊手術の重要性は高いと言えますよね!

ネコにとって不妊手術はどれぐらいの負担がかかるの?

やはり手術ともなると、ネコに対してどれぐらいの負担がかかるのか、心配になってしまいますよね。

そのような負担や病気ではない臓器を切除する不安もあり、愛猫の不妊手術に踏み込めない飼い主さんもいらっしゃるかもしれません。

一般的にメスの避妊手術は子宮と卵巣をすべて摘出する手術となりますが、動物病院によっては卵巣だけを摘出、子宮だけを摘出する病院もあります。

また、卵管を結び乱視が子宮に下りてこないようにする卵管結紮術をすることも。

オスは睾丸をすべて摘出する手術か、睾丸を残しパイプカットをする手術の2択になります。

やはり生殖器を切除する手術になるので、ネコに何も負担がかからないと言えば嘘になってしまいますよね。

ネコにとっては病院に連れていかれることだけでも負担になるのに、病院から絶食の指示があれば、手術前は大好きなゴハンを食べることも出来ません。

ほとんどの場合は日帰り手術となりますが、全身麻酔をかけて施術するので、身体に何も負担がないとは言い切れませんよね?

術後もネコにとって不愉快なエリザベスカラーを付けて、傷口の痛みや不快感に耐えながら数日間過ごさなくてはいけないので、ストレスが溜まらないはずがありません!

そして痛みや不快感が治まったころ、再度抜糸のために動物病院を再訪しなきゃいけないなんて…ネコにとって不妊手術は一大事であると言えるでしょう。



不妊手術の際に飼い主が出来ることって?

不妊手術に負担がかかるとしても、様々なリスクを軽減するために、やはり手術はするに越したことはありません。

大切な家族だからこそ、1日でも長く健康で長生きして欲しいものですよね。

怖くて痛くて辛い思いをしなくてはいけない愛猫に対して、飼い主はどんなことがしてあげられるのでしょうか?

傍にいてあげる

慣れない病院に行くことや、術後の不快感は何とも言い難い不安な気持ちをしているはずですよね。

そんなときこそネコにとって甘えられる存在である飼い主さんは、出来る限り傍にいてあげるようにしてあげましょう。

ネコは不安な気持ちから、飼い主さんのあとをつきまとったり、いつもより沢山鳴いて不満を主張したりすることだってあります。

もし飼い主さんが術後の愛猫の傍に居られる時間が少ないと、そのようなことがまったく出来なくなってしまうので、どんどん不安な気持ちが募ってしまいますよね。

安心して少しでも多い時間を眠ってもらうためにも、傍にいてあげるようにしましょう。


静かに出来る環境を整えてあげる

手術を終えて帰ってきた我が家は、ネコにとって安息の場所であるに違いありまえんよね!

やっと安心出来る場所に帰ることが出来たのに、家の中が騒がしかったり環境に変化が起こっていたりしたら、どうでしょう?

落ち着いて眠ることも出来ませんよね。

また、術後の時期は神経質になっている可能性が高いので、来客なども呼ばないようにしてあげてください。

静かでゆっくり出来る環境が整っていれば、徐々に落ち着きを取り戻してくれますよ!

愛猫の喜ぶキャットフードを用意してあげる

辛い手術を乗り越えたご褒美として、術後に元気を取り戻してきたころに、お気に入りのキャットフードをあげてみてはどうでしょうか?

動物病院によっては術後の食事に関してアドバイスしてくれることもあるので、飼い主さんがご褒美をあげたい!と思っているのなら、その点も獣医師さんに確認しておくと良いかもしれません。

辛いことがあった後には良いことがあるんだって思ってもらうことが出来れば、今後動物病院に連れていきやすくなるかもしれませんよね!
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体調管理をしてあげる

術後だけでなく手術前にも言えることですが、ネコの体に負担をかけてしまう分、体調管理に気を遣ってあげなくてはいけません。

体調が思わしくなければ手術はもちろん出来ませんし、術後も免疫が落ちて元気をなくしてしまいます。

不妊手術のあとに早く元気になってもらうためにも、体調管理は欠かせませんよね!

また、術後のエリザベスカラーにストレスを感じる子は多いので、トイレのときは飼い主さんの目の届く範囲であれば一時的に外して排泄をさせてあげると、ストレス軽減に繋がります!

愛猫を見ていて不便に思えることは、臨機応変に対処してあげてくださいね!

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