猫の気持ちの読み取り方とは?5つのしぐさが分かれば気持ちを読みとれる

どこをとっても可愛い見た目のネコは、何をしていても絵になりますよね。

私たち人間にはない尻尾や長いヒゲ、可愛らしい手足や大きな耳など、くるくると表情豊かに動く姿には、どんな気持ちが隠されているか気になったことはありませんか?

ネコだって動物なんだから、色々な感情があっても不思議ではありませんよね!

そしてネコ特有のしぐさにも、ネコならではの気持ちが隠れているそうなんです!

今回はネコの5つのしぐさ別に、気持ちを読み解いていこうと思います!

目次

●しぐさ別で分かる!5つのネコの気持ちにゃ!
・目を細めてくるしぐさ
・前足でチョイチョイしてくるしぐさ
・前足でモミモミするしぐさ
・スリスリこすりつけてくるしぐさ
・尻尾をたぬきのように太くするしぐさ

●ネコの気持ちをしぐさで読み取って欲しいにゃ!



しぐさ別で分かる!5つのネコの気持ちにゃ!

ネコのしぐさといっても、顔を前足でゴシゴシと洗っていたり、後ろ足で首元などをカシカシカシっとかいていたりと手足の動作が思い浮かぶ方も多いのでは?

それ以外にもちょっとしたしぐさで、ネコの気持ちが読み取れるとしたら…知ってみたくないですか?

もちろんネコに「今どんな気持ちなの?」なんて聞くことは出来ないので、こんなしぐさをしているときはこんな気持ちなんだろうな~、という推測から感情を読み取っていきましょう!

その1 目を細めてくるしぐさ

一瞬ただ眠いだけなのかな?と思わせる、ネコの目を細めるしぐさですが、これって本当に眠いときに見られるしぐさだと思いますか?

もちろん眠いときや光がまぶしいときにも見られるしぐさでもありますが、ネコの気分が良いときによく見られるしぐさでもあるんです!

野性味が強いネコにとって目を瞑るという行為は、敵に隙を見せてしまうことに直結します。

なので野良猫にはあまり見られないしぐさですが、脅威の少ない生活をしている家猫は、開放的な暮らしに慣れているせいか、目を細めて気分の良さを表現することがとても多いんですよね。

キャットフードを食べているときも敵から横取りされる心配がなければ、目を細めてウニャウニャと喜ぶ子もとても多いですよ~!

その表情を見れば美味しくて嬉しいことが、一目瞭然ですよね!

そしてなんといっても飼い主さんを見つめながら、目を細めてくるとき。

これはネコなりの愛情表現と言われています。

目が合うだけでゴロゴロゴロと喉笛を鳴らしちゃう子が居るぐらい、好きって気持ちが溢れてしまうしぐさと言えるでしょう。

是非飼い主さんも目をゆっくり細めてまばたきをして、「私も好きだよ」って気持ちを返してあげてくださいね!

その2 前足でチョイチョイしてくるしぐさ

ネコと一緒に生活していると、何かを前足でチョイチョイと触ったり、飼い主さん自身がチョイチョイ触られたりしたことはないでしょうか?

人間も「ねぇねぇ」の意味合いで人にチョイチョイすることがありますが、ネコも意外とそのような意味合いで前足を使ってチョイチョイしてくることがあるんです!

例えば愛猫が飼い主さんにかまってほしいとき、飼い主さんが愛猫に見向きもしないで別のことをしている場合、ネコにとってはどうにか自分に目を向けたい!と必死になりますよね?

そんなときに前足で飼い主さんにチョイチョイして、「気付いて!」「かまって!」と主張することが多いようです。

他にも興味や好奇心が勝ったときなどに、対象物にチョイチョイすることもあります。

目で見てニオイを感じて、それでも足りないときにチョイチョイっと触れて確認しているのかもしれませんよね。

逆に恐怖心を抱いていたり警戒していたりするときにも、前足でチョイチョイすることがあります。

このときには恐る恐る手を出し、素早く触れるようなしぐさを見せるので、どんな気持ちでチョイチョイしているのか考えながら観察してみると、面白いですよ!

その3 前足でモミモミするしぐさ

肌触りのよい毛布やクッションを、一心不乱にモミモミフミフミ…。

そんな姿の愛猫を見たことはないでしょうか?

中にはその毛布やクッションを咥えながら、モミモミしている子も居ますよね。

この行為は別名「ウールサッキング」(注釈)と呼び、子猫が母猫の母乳を飲むときに、両手で乳房を押してミルクを出しやすくするしぐさと言われています。

成猫になってもこのしぐさをする子はとても多く、子猫のときの名残ではないかと考えることが出来ますよね。

眠る直前にこのしぐさをする子は多いので、リラックス状態にあると言えるでしょう。

母猫に甘えたい、安心するなどの気持ちもあると思うので、優しい気持ちであることに違いないかもしれませんね!

ウールサッキングとは

猫の場合、子猫はもちろん大人の猫でも赤ちゃんのように甘えん坊気分になることがあります。その時、毛布などの柔らかく、ふんわりした感触の生地を、前脚を使って、まるでパン生地でもこねるようにもみもみしてみたり、ミルクを飲む時のようにおっぱいをもんだり、吸うような仕草をしてみたりするのです。なんとも可愛いこの仕草、布ならなんでもいいのではなく、特にウールを好むので、別名「ウールサッキング」とも呼ばれています。

ウールは、柔らかいだけでなく、温もりも感じられるので、母猫を思い出す甘えん坊気分の時にぴったりの布なのです。なかには、チュウチュウ吸いすぎて、布に穴を開けてしまうような甘えん坊さんもいるのだそうですが、猫って意外と甘えん坊なのかもしれないですね。そうかと思ったら、勝手気ままなところに人は翻弄されるのでしょうけど。



その4 スリスリこすりつけてくるしぐさ

人の足や棚の角などに、スリスリと体をこすりつけるしぐさを見せるネコも多いです。

痒いところがあるのかな~?とも思えますが、ネコにはおでこやあご、尻尾の付け根などにニオイを分泌する臭腺があり、お気に入りの物や場所にニオイを付けているのです!

可愛いしぐさの裏にこんなに周到な意味が込められているなんて、ネコってやつは…全く抜かりない生き物ですよね!

ネコにとってスリスリするしぐさは、自分の所有物だと主張するための意味合いが強いと考えられています。

この真意を知らなければ、ただ単純に「私のことが好きで甘えてきてるのね!」「懐いて可愛いやつめ!」とその気にさせられてしまい、気分が良くなっておやつなどをあげてしまう飼い主さんも多いのでは?

人間をメロメロにさせて、裏では自分の都合の良いように操っているとしたら…確実に確信犯ですよね。

私たちはまんまと、ネコの手のひらで転がされてしまっているのではないでしょうか…!

ネコってつくづく頭の良い生き物なんだって、感心しちゃいますね。

その5 尻尾をたぬきのように太くするしぐさ

普段は細く長いなんの変哲もない尻尾が、いきなりボンっとたぬきのように太くなってしまったとしたら…一体何事?と思ってしまうことでしょう。

ネコの尻尾は気持ちのバロメーターであり、その動きや感情は様々なんです。

とくにこのたぬきのように膨らませるしぐさは、飼い主さんが見たいと思ったときに見られるものでもないので、意外とレアなしぐさでもありますよね。

ネコがこのしぐさをするときは、ビックリしたり威嚇したりしていることが多いです。

何かを警戒したときには徐々に膨らんでいくこともあるので、それはそれで見ていてとても面白いですよ~!

そしてテンションがマックスになったときにも、興奮から尻尾がたぬきになることも!

尻尾が膨らむなんてなんとも不思議な話ですが、ネコが自分の意志で大きくしている訳ではなく、気持ちを司る交感神経が刺激されて、毛穴の立毛筋が収縮して毛が逆立つ…という仕組みになっています。

ネコの気持ちをしぐさで読み取って欲しいにゃ!

人間と言葉を交わすことが出来なくても、ネコは全身でコミュニケーションをとろうと努力してくれる生き物です。

日々ネコと暮らしてみると、一筋縄ではいかないようなコロコロと変わる表情や感情に、魅了されてしまうことでしょう。

是非ネコのしぐさに注目して、自分なりの目線で気持ちを読み取ってみてはいかがでしょうか?

ネコと愉しむインテリアショップ【uminecco(ウミネッコ)】

このブログに投票